CentOS6.3にApache2.4.3をインストール
yumでインストールできるのはバージョン2.2.xなので、最新版を使いたかったらソースコードからインストールする必要がある。以下、その手順。
■必要なものとその入手先
- 正確な時刻合わせ(NTP設定)
- perl5(デフォルトで入っている)
- make(yumでよい)
- gcc(yumでよい)
- g++(PCREインストール用/yumでよい)
- apache2のソースコード
- aprのソースコード及びapr-utilのソースコード
- PCREのソースコード
■手順
(1) PCREをビルドしてインストール
ダウンロードしたPCREを
> tar jxf prre-8.32.tar.bz2
とかで解凍する。
解凍先のディレクトリにcdし、
> ./configuration
> make
> sudo make install
(2) apache2のソースコードのsrclibにaprとapr-utilを解凍
(3) apache2をビルドしてインストール
(4) 実行確認
> /usr/local/apache2/bin/apachectl -k start
(5) 実行ユーザーを変更
新しいアカウントを作って
> groupadd apache
> useradd -g apache -s /sbin/nologin apache
httpd.confのUser, Groupをそれぞれ変更する。
(6) 自動起動設定
起動スクリプトをコピーして
> cp (apache2ソースコード展開フォルダ)/build/rpm/httpd.init /etc/rc.d/init.d/httpd
> chmod 755 /etc/rc.d/init.d/httpd
中身を編集し
CONFFILE=/etc/local/apache2/conf/httpd.conf httpd=${HTTPD-/usr/local/apache2/bin/httpd}
サービスの自動起動を設定
> chkconfig --add httpd
> chkconfig httpd on
(7) ファイアウォール例外設定
メニューの「システム」→「管理」→「ファイアーウォール」を開いて「信頼したサービス」中の「WWW(HTTP)」にチェックし、左上の適用ボタンを押下。
LLVM/Clangのビルド(2)
前回で準備ができたので、LLVM/Clangをチェックアウトしてビルド。
Getting Startedの「On Unix-like Systems」を見ながらやれば、難しいことはない。
LLVM/Clangのビルド(1)
今回はLLVMのRequirementsを満たす。
TeXinfo, DejaGnu, expect, GNU M4, libtool等はどういうものなのか知らないなー。
(1) GNU Make
VBOX Guest Additionsのインストールのために入れた。バージョンは3.81。
(2) GCC
VBOX Guest Additionsのインストールのために入れた。バージョンは4.4.6。
(3) TeXinfo
yum install texinfo
4.13a-8がインストールされた。
(4) SVN
こないだ入れた。
(5) DejaGnu
yum install dejagnu
1.4.4-17がインストールされた。
(6) tcl
OSにすでに入っていた。バージョンは8.5.7-6。
(7) expect
OSにすでに入っていた。バージョンは5.44.1.15-4。
(8) perl
OSにすでに入っていた。バージョンは5.10.1-127
(9) GNU M4
OSにすでに入っていた。バージョンは1.4.13-5
(10) autoconf
yum install autoconf
2.63-5がインストールされた。
(11) automake
yum install automake
1.11.1がインストールされた。
(12) libtool
yum install libtool
2.2.6-15がインストールされた。
CentOS6.3にg++をインストールする
yum install gcc-c++
変なパッケージ名・・・
CentOS6.3にsubversionをインストールする
会社ではsubversionが現役。というか開発プロセスがgitを使う必要がない程度の複雑さなのでsubversionのほうが手軽でよい。
ということでsubversionをクライアントとして使うためにインストール。
yum install subversion
インストールされたバージョンは1.6.11・・・キミキミ、今は1.7.7が最新版ですよ?
残念だけどアンインストール:
yum erase subversion
公式ページに行くと、CollabNetからCentOS用1.7.7のrpmパッケージがダウンロードできたので、これをインストール。
yum localinstall CollabNetSubversion-client-1.7.7-1.x86_64.rpm --nogpgcheck
とまあインストールできた・・・のだが。which svnで見つからない。
インストール先は /opt/CollabNet_Subversion/ なので、パスを通さないといけないようだ。全ユーザーに対して有効にしたいので「/etc/profile」の最終行に
export PATH=$PATH:/opt/CollabNet_Subversion/bin
を追加。ちゃんと使えるようになった。
あとは会社の外にアクセスできるようproxyの設定。~/.subversion/serversを開いて、
[global] http-proxy-host = PROXY_ADDRESS http-proxy-port = PORT http-proxy-expections = 社内サーバーA, 社内サーバーB
みたいな感じに記述する。
CentOS6.3をVirtualBox4.2.4にインストールする
Ubuntuは12.10から怪しいことを始めたようだ。なのでLinux学習環境をCentOSに移行する。Windows 8 x64でVBOX動かしているので、CentOSもx64でやってみる。
注意点としては、VBOX Guest Additionsをインストールする前に開発環境(gccだけ?)を入れておくことくらいかな。
(1) CentOSのisoをダウンロード。
ダウンロードサイトから日本のミラーを選んでisoを落とす。
(2) 仮想マシンの作成。
CentOSはRHELからの派生なので、OS種別はRedHat(x64)を選ぶ。メモリ4GB, HDD100GB, CPUx8で設定。オーディオは必要ないので無し。ネットワークはNATにした。
(3) OSインストール
isoをマウントしてVMを起動すると「Automatic boot in x seconds...」と10秒カウント始まるのですかさずEnter押下。Installを選んで適当にインストールしていく。
インストール完了時に再起動がかからない(マウスカーソルのみ表示された背景真黒な画面になる)ので、リセット。isoをアンマウントして起動。
(4) proxyの設定
自分の会社の環境ではproxyの設定が必要。ただし認証はない。以下はアドレスをPROXY_ADDRESS、ポート番号をPORTとしている。
proxy=http://PROXY_ADDRESS:PORT/
wgetは /etc/wgetrc をエディタで開いて
http_proxy=http://PROXY_ADDRESS:PORT/
rpmは毎回指定かな?めんどくさい・・・。
rpm --httpproxy PROXY_ADDRESS --httpport PORT [いつもの引数]
yum.conf等は一般ユーザーでは編集保存できないので、rootでやった。
su - gedit /etc/yum.conf
# vi使いじゃないので軟弱にgedit。
(5) ソフトウェア更新の実行
リストアップされた更新はすべて当てた。
(6) VBOX Guest Additionsのインストール
VBOX Guest Additionsをインストールしようとするとエラーが発生する。
インストールログ(/var/log/vboxadd-install.log)を見ると「make: コマンドが見つかりません」などと書いてある。
CentOSはmake入ってないのね。which makeしても確かにない。yumでインストールできるか?
> yum search make
一応、make.x86_64というのがヒットした。ためしにインストールしてみる・・・
> yum install make.x86_64
成功。which makeで/usr/bin/の下にインストールされたことがわかった。
次のVBOX Guest Additionsインストール試行では再びエラー。今度は「unable to find the sources of your current Linux kernel. Specify KERN_DIR=
調べるとkernel-develというパッケージでカーネルのヘッダファイルが提供されているようだ。
yum install kernel-devel
標準では /usr/src/ の下にインストールされるらしいので覗いてみると、/usr/src/kernels/2.6.32-279.14.1.el6.x86_64/というフォルダがある。それをKERN_DIRに設定してみる。
export KERN_DIR=/usr/src/kernels/2.6.32-279.14.1.el6.x86_64/
次もまたエラー。gccが見つからないなどと意味不明な供述をしている。
yum install gcc
インストールバージョンは4.4.6-4だった。C++11つかえねー。後で変えよう。
これでようやくインストールOKとなった。
(7) 日本語入力環境の構築
yumのグループインストールというのを使って、パッケージをまとめてインストールするらしい。
yum groupinstall "Japanese Support"
日本語入力メソッドとしてAnthyというのがインストールされた。
そのあと、システムメニューの「システム」→「設定」→「入力メソッド」を開き、「入力メソッドの機能を有効にする」にチェック。さらに「入力メソッドの個人設定(P)...」から「インプットメソッド」のタブにて「Anthy」を選び、OSを再起動。
試しにgeditで半角/全角ボタン押したら、日本語を入力できた。OKOK。