CentOS6.3をVirtualBox4.2.4にインストールする
Ubuntuは12.10から怪しいことを始めたようだ。なのでLinux学習環境をCentOSに移行する。Windows 8 x64でVBOX動かしているので、CentOSもx64でやってみる。
注意点としては、VBOX Guest Additionsをインストールする前に開発環境(gccだけ?)を入れておくことくらいかな。
(1) CentOSのisoをダウンロード。
ダウンロードサイトから日本のミラーを選んでisoを落とす。
(2) 仮想マシンの作成。
CentOSはRHELからの派生なので、OS種別はRedHat(x64)を選ぶ。メモリ4GB, HDD100GB, CPUx8で設定。オーディオは必要ないので無し。ネットワークはNATにした。
(3) OSインストール
isoをマウントしてVMを起動すると「Automatic boot in x seconds...」と10秒カウント始まるのですかさずEnter押下。Installを選んで適当にインストールしていく。
インストール完了時に再起動がかからない(マウスカーソルのみ表示された背景真黒な画面になる)ので、リセット。isoをアンマウントして起動。
(4) proxyの設定
自分の会社の環境ではproxyの設定が必要。ただし認証はない。以下はアドレスをPROXY_ADDRESS、ポート番号をPORTとしている。
proxy=http://PROXY_ADDRESS:PORT/
wgetは /etc/wgetrc をエディタで開いて
http_proxy=http://PROXY_ADDRESS:PORT/
rpmは毎回指定かな?めんどくさい・・・。
rpm --httpproxy PROXY_ADDRESS --httpport PORT [いつもの引数]
yum.conf等は一般ユーザーでは編集保存できないので、rootでやった。
su - gedit /etc/yum.conf
# vi使いじゃないので軟弱にgedit。
(5) ソフトウェア更新の実行
リストアップされた更新はすべて当てた。
(6) VBOX Guest Additionsのインストール
VBOX Guest Additionsをインストールしようとするとエラーが発生する。
インストールログ(/var/log/vboxadd-install.log)を見ると「make: コマンドが見つかりません」などと書いてある。
CentOSはmake入ってないのね。which makeしても確かにない。yumでインストールできるか?
> yum search make
一応、make.x86_64というのがヒットした。ためしにインストールしてみる・・・
> yum install make.x86_64
成功。which makeで/usr/bin/の下にインストールされたことがわかった。
次のVBOX Guest Additionsインストール試行では再びエラー。今度は「unable to find the sources of your current Linux kernel. Specify KERN_DIR=
調べるとkernel-develというパッケージでカーネルのヘッダファイルが提供されているようだ。
yum install kernel-devel
標準では /usr/src/ の下にインストールされるらしいので覗いてみると、/usr/src/kernels/2.6.32-279.14.1.el6.x86_64/というフォルダがある。それをKERN_DIRに設定してみる。
export KERN_DIR=/usr/src/kernels/2.6.32-279.14.1.el6.x86_64/
次もまたエラー。gccが見つからないなどと意味不明な供述をしている。
yum install gcc
インストールバージョンは4.4.6-4だった。C++11つかえねー。後で変えよう。
これでようやくインストールOKとなった。
(7) 日本語入力環境の構築
yumのグループインストールというのを使って、パッケージをまとめてインストールするらしい。
yum groupinstall "Japanese Support"
日本語入力メソッドとしてAnthyというのがインストールされた。
そのあと、システムメニューの「システム」→「設定」→「入力メソッド」を開き、「入力メソッドの機能を有効にする」にチェック。さらに「入力メソッドの個人設定(P)...」から「インプットメソッド」のタブにて「Anthy」を選び、OSを再起動。
試しにgeditで半角/全角ボタン押したら、日本語を入力できた。OKOK。